マルごしサン・ブログ

気になるものについて思うまま語ります

辛い時の心の支えとなった本2冊

水戸黄門の主題歌にもあります。

 人生楽ありゃ苦もあるさ 

分かってるけど苦はいやだ~。


昔、365日それぞれに1冊の本になっている、バーズデーブックがありました。

私の誕生日の本には『この日生まれの人は、精神的にも肉体的にも何度か生死を
さまようようなことが起きるけれど、いずれ不死鳥のように蘇ることができる』
というような事が書いてありました。

身に覚えのあった私は、それ言葉をずっと心の中に残していて、
「今こんなに辛いけど、きっと私は立ち直れる!」と信じてやってきました。
こんな私もいるので、その本は素晴らしく意味がある1冊と言えます。

ちなみに誕生日が1日違いの人がいたので見せてもらうと、ほぼ同じことが
書いてあったように記憶していますが、そこはまあ良しとしましょう。


また、私が20代のころに
完全自殺マニュアル』という本が発行されました。

ちょっと話題になったので知っている人もいるかもしれませんね。
このご時世ではちょっとオススメしづらい本なので詳細は控えますが、
作者の意図としては、本当に辛くなったら死んじゃってもいいんだよ。
だからもう少し気楽にやってみなよ!的なものでした。


私はその頃、『パニック障害』が発症してしまった時期で、これが本当に
酷く辛い毎日を送っていました。
まだその頃は『パニック障害』という名前ではなく、『不安神経症』と診断
されたと思います。

ちょっとした体調不良をきっかけに発症してしまいましたよ。
昨日まで普通にできていた事が、怖くて出来ない。
具合が悪くなったらどうしよう…と緊張して吐き気を催すので、
すぐ逃げられない状況が恐ろしいんです!
レジの列に並ぶとか、美容院、歯医者とか。長距離のバス、初めての場所、
人が多く身動きが取りづらいとか、すぐにトイレに行けないような場所など。
実際には、人前で吐くというような状況になったことはないんですけどね。


そういう場所に行かなければ元気な上、今のように『パニック障害』などと
いう病名が知れ渡っている訳でもなく、家族や周りの人に理解してもらえない
辛さもありました。
20代の良い時期をだいぶその症状に縛られました。悔しいです!

しかし、自殺したいなどとは思っていなかったように思いますので、
この本を買ったのは興味本位だったのでしょうね。

読み始めて、こんなこと書いていいの?と思うような衝撃を受けました。

しかし最終的な感想としては
「へえ~そうなんだ。いざとなったらこうすればいいのね」
と、なんだか心が軽くなったのです。まんまと作者の思惑通り!

その後、辛いこと腹が立つことがあるとその本を読み返し心を落ち着かせるという
ちょっとしたバイブル扱いになりました。

あの本が発売されて2年間、日本の自殺者数が減ったというデータがあるそうですよ。


今、明日はどっちだ~ってカンジの日々になりがちです。
久々にその本のことを思い出しました。

生きてると色々ありますよね~。

ちなみに私のパニック障害は薬を服用することなく(最初に行った病院の印象が悪く
通院しなかったので)自力で7~8年かけてだいぶ良くなりました。

そののち、産後ちょっと体調を崩し『産後うつ』(何だそれ!?と思いましたが)
などと言われて、薬を処方されてから薬は飲み続けているのですけど。
うつとは違う気がするんだけどな。パニック障害が再発したカンジでした。


今はもう、ほぼ問題ないんですが長距離バスや人混みはちょっと躊躇します。
あと、トイレのない山の中とか! でも頑張れば大丈夫です!
蘇った!と自負しております!

かんばります!

次はもっと楽しい話題にしたいです!

ありがとうございました!