マルごしサン・ブログ

気になるものについて思うまま語ります

実はこの春、ホラー小説づくしでした。2

こんにちは!
子供が反抗期ですが、私は元気です!

先日に引き続き、この春読んだホラー小説を
勝手にランキング!

 ※ネタバレを含むことがありますので
  未読の方はご注意ください!

第4位 夜行

夜行

夜行

僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。
私たち六人は、京都で学生時代を過
ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの
前から、長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、
おそらく皆、もう一度彼女に会いたかった
からだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で
出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、岸田道生という画家が
描いた「夜行」という絵と出会っていた。

面白かった!登場人物それぞれの
エピソードがどれも魅力的で不思議な感覚
でした~。ちょっと難解ではあったけど、
岸田という画家の『夜行』という連作の
登場など、わくわくしましたね。
列車の旅ということもあってか、
銀河鉄道の夜』のような雰囲気にも
感じました。
私も求めたホラーとは違いますが、
不思議な感覚を味わいましたね。


第3位 リバース

リバース (幻冬舎文庫)

リバース (幻冬舎文庫)

医師の父、美しい母、高貴なまでの美貌
を振りまく双子・梨花と結花。
非の打ち所のない雨宮家で家政婦として働く
幸子は、彼らを取り巻く人間に降りかかる
呪われた運命に疑念を抱く。
そして、ある「真相」にたどり着いた幸子は、
留守番電話に悲痛なメッセージを残すが……。
最恐のストーカー・リカ誕生までの、
血塗られたグロテスクな物語。

激しく私の心を揺さぶった女、
『リカ』の3作目。
恐ろしいストーカー女子『リカ』の出生の
秘密に迫りますよ!

なるほどリカはこんなカンジで育ったのね。
裕福なリカの家に住み込み家政婦として
採用された幸子の目線で書かれています。
ちょっと幸子のバカ丁寧な口調がむずむず
しますが、それはまあ良し。

リカの狂気は歪んだ家族の中で生まれて
いったんですね。気の毒でもあります。
『リカ』が誕生するまでの物語でしたので、
今度は『リカ』が成長してからのエピソード
も読みたたいですね。
続編?あればいいなあ。

スティーブン・キングの映画のように
サクッと、普通の、また良い人が死んで
しまうのが怖い。

しかしリカのエグさはもう清々しい…

ありがとうございました!
まだ続きますよ!