ウォーキング・デッド シーズン1~6 感想
オカルトやホラー映画が好きです。
字幕もニュアンスでしか理解できないような幼い時分、劇場でオカルト映画界の金字塔
『オーメン』を観させられたあの日から決められた運命だったのでしょう。
気になる点は、なぜ私の両親は『オーメン』を幼子にみせたのかということです…。
ついでに言うと『ジョーズ』も観に行きました…。なぜ…。
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そんな私がなぜ今まで『ウォーキング・デッド』を観ていなかったのか!?というと、
単にテレビシリーズものは長引いて嫌い。ということだったんですが、ふいに
白い私がささやいたのです。「これを観ずしてゾンビを語っていいのでしょうか」
と。
早速レンタル開始。小学生の娘と見始めました。(これは負の連鎖というべきか)
※ 以下ネタバレになりますので未視聴のかたはご注意ください。
このタイトルについての知識ほぼ0の状態で観ましたが、まず「知ってる俳優いないな」
次いで、病室でひとり目覚めた主人公が崩壊した世界を目の当たりにしているところで
「バイオハザードか」と軽くツッコミをいれました。
しかしウォーカーの群れを見て、「いいね!たくさんいる!」と心弾みました。
むこうのテレビドラマの特殊メイクとか、人体のグロさとかは日本の比じゃない
とは思ってたけど、予想以上のゾンビ量っぷりにまず満足。
主人公リックの(主人公だから大丈夫感)に支えられ、ハラハラドキドキなアクシデントを
乗り越える姿を見守りました。その(大丈夫感)を助長したのがウォーカーの緩慢な動き!
これがいい!実際には存在しないものだけど、リアリティがあっていい!
今まで、ゾンビものもだいぶ観てきたわけですが、ちょっと気になることがあったのです。
「最近のゾンビ、アクティブでアグレッシヴすぎじゃね?」ってことです。『バイオハザード』とかから特に思うんですけど。まあ、各ゾンビ、変化の設定があるんでしょうが、
基本、死体は元気すぎちゃうの嫌なんですよねぇ。つまらない。死体じゃなくてただのモンスターになっちゃってるカンジでなんか萌えない。
ブラピの『ワールド・ウォーZ』のゾンビとかも元気すぎで…。面白かったけど。色々アレだったりしたけど…。邦画『アイアムアヒーロー』もまた然り。日本っぽさがあって面白かったけど。
いや、「ゾンビになりたてだからまだ元気です!」「若くしてなっちゃったから元気です!」
っていうのは私的にはアリ!だけど、ゾンビになっても時間が経過することで肉体が劣化していって弱っているとか、お年寄りのゾンビだからちょっと足元おぼつかないとかいうカンジがみえると微笑ましく思います。そうです。ウォーカーってそういう姿が見えて楽しい!
個性の見えるゾンビ!素晴らしい!(私的見解)
そして元は普通の人間だった感が溢れ出ています。まさに(歩く死体)なのです!
もうニヤニヤが止まらないのです。
ちょっとゾンビ観を語りすぎてしまいました。
なんやかんやですぐにリックはグレンの手助けを受け仲間を得ることができ、離ればなれになっていた妻と息子にも再会できて運気アップ状態。なのに、厄介なメルルを救うためウォーカーうごめく街に戻る決断をします。なぜ~!?
仕方ないのです…彼は元保安官の主人公だから。そして何より、メルルの弟ダリルが悲しんでいるのだから!
シリーズをおうごとに人気がうなぎ登りのダリルですが、いやこれ「初めて見たときから決めてましたッ」って言いたいくらい可愛いから仕方ない。小汚いオッサンですけどね。天使といっても過言ではないでしょう。粗暴な振る舞いはすれど、実は誠実で常識人そして天使。うう…こんなベタな表現しかできない自分が憎いッ!
仲間を生き延びさせるために、何かと思い悩むリックを後方からサポートしたり、時に我を失いそうになるリックを制したり、射止めたリスをぶら下げて藪から出てきたり、リックの妻ローリの忘れ形見の赤ん坊に一番最初にミルクを与え、おてんば娘と呼びかけたりする重要なポジションになっていったわけです。
また、シーズン2で登場するようになったベス(後の第2天使)の愛らしさに感動…。劇中のノーメイク(風?)の顔が大好き!キャラクター的には出始めはネガティブな印象でしたけど、徐々に本来の強さが見えてきましたね。
シーズン2あたりから人間を殺すか否か的な葛藤が始まり、私はいささか気鬱に。
つづく。