マルごしサン・ブログ

気になるものについて思うまま語ります

お盆のお墓参りだけは欠かさない我が家

こんにちは!皆さんよいお盆Weekをお過ごしでしょうか。

我が家でも一足早く今日(12日)に家族総出でお墓参りを済ませてきました。

ずっと父方はこの地に暮らしているので、市内の寺院に檀家としてお墓があるのですが、

ずっと暮らしているぶん、墓石の数が多いのです。我が家の区画内に全部で24石。25?

一時興味が湧いて、各墓石の文字を観察してみたところ、文字として確認できたのは

『元禄』が一番古いようでした。元禄というと、1688年10月23日~1704年4月16日の間

になりますね。元禄赤穂事件しか思い浮かびません。

『元禄』の墓石が見つかるまでは『享保』の墓石が一番古いかと思っていました。

享保っつったら『1716(美男ヒーロー)享保の吉宗』という年号語呂合わせしか…。

その時代と将軍はポピュラーとはいえ、こちら片田舎なので吉宗関係ないですけどね。

まあ、石がだいぶ劣化しており、文字が確認できないような墓石もありますので、

実際のところ、本当に一番古いものか定かではないのですが、我が家のルーツを

知りたい子孫心をそそる一件でした。

あの時代はころころ元号がかわるんですよね。


ウチは由緒ある家柄とかではなく、単に田舎の豪農的な家だったようです。

ある程度のお金があったので、きっと墓石をちゃんと建てられたのでしょう。

そのお金の名残は皆無なのに。墓石だけが財産だといわんばかりに残っているのです。

ただ、そのように続いてきた家ではあるので、跡継ぎの子(私含む)は

「おまえがこの墓を守るんだよ…」と小さいうちから義務感と使命感を刷り込まれていきます。

お墓参りは絶対です。私は出戻り(初出情報?)なので、私の息子が跡取りなる予定です。

普段、「真のバカか?」と思えるほど反抗期真っ盛りの息子ですら、お墓参りはちゃんと

ついてきます。

私が幼い頃、祖母に言われた話を息子にも伝えているからかも知れません。

「盆の入りにお墓にお迎えに行くと、ご先祖様が跡取りの背中に乗って家まで戻ってくる」

子供心に結構なハードパンチでした。なんだか怖いけど、連れて帰ってこなきゃ…

というわけです。理由はどうであれ、お盆にお墓に参じるのは良いことと思っているので続け

て行きたいと思います。

なんだかんだ言ってもご先祖様がいなければ私達もいなかったのだから!

出来る限りご供養したいですね。


ただね…墓石が多くて…。子供の頃のお墓参りで、地面に半分埋まった いびつな形の

丸っこい石に乗って遊んでいたら、「それは、墓石だからおりなさい」としかられたり…。

「この墓石の裏にも1人入っているから…」と言われて墓石の裏側にもお花を供えたり。

お墓参りにもいろんなルールがあるんだなぁ。と思ってました。

そして、ちょっとワクワクしていました。

最近知った話は、父が若かった頃に少し墓地の位置を移動したそうなのですが、

「1人分の骨がどうしても出てこなかったんだよ。多分、隣の墓地の敷地の下に

なっちゃったかも」

…オーノー!土葬の頃からの古いお墓にはドラマがいっぱい!



あと、私がこのブログでしょっちゅう「神よ!」とか言ってますが、ごらんのように

仏教の家に生まれ育った者だということをお伝えいたしました。


次回のお墓参りは9月のお彼岸ですね。お彼岸はご先祖様が帰ってくるわけでは

ありませんが、極楽浄土のご先祖様に思いをはせる行事です。跡取りの背中には

乗ってきません。


ありがとうございました!