マルごしサン・ブログ

気になるものについて思うまま語ります

実はこの春、ホラー小説づくしでした・3

こんにちは!
今日は台風の影響で雨降りですが、
引き続き私は元気です!


ホラー小説自分的ランキングも2位
と1位を残すのみとなりました。
たかだか6位からがいっぺんに
まとめられない老いた体ですが、
猫の鼻息をBGMにがんばりますよ!

 ※ ネタバレを含む場合もありますので、
  未読の方はご注意下さい。

第2位 祝 山

祝山 (光文社文庫)

祝山 (光文社文庫)

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友から
メールが届く。
ある廃墟で「肝試し」をしてから、
奇妙な事が続いているというのだ。
ネタが拾えれば、と軽い思いで
肝試しのメンバーに会った鹿角。
それが彼女自身をも巻き込む戦慄の
日々の始まりだった。
一人は突然の死を迎え、他の者も
狂気へと駆り立てられてゆく―。


作者自身の実話を元にしているとの
事前情報を得ており、それだけでも
かなり期待大でした。
子供の好奇心とはまた違った、タチの
悪い大人の肝試しが事の発端。
巻き込まれていく作者の気持ちの揺れが
面白い。怖いけど、どうにかしなきゃ!

ベタな展開ですが、リアリティは抜群!
とにかく、肝試しに行った人達が
おかしくなっていくさまが地味に怖い。
祝山の謎が解けるときの鳥肌感が!
おおう!ってカンジでした。

私は好きです!



第1位 ぼぎわんが、来る

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

ぼぎわんが、来る (角川ホラー文庫)

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の
会社に、とある来訪者があった。
取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは
生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。
原因不明の怪我を負った後輩は、入院先で
憔悴してゆく。
その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが
届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れて
いた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?
愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、
比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。
真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る
存在が極めて凶暴なものだと知る。
はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れる
ことはできるのか……。

待ってましたってカンジの私向けホラー!
ぼぎわん怖い!いいぞ!
貞子がタレントに転身(?)してしまった
今、恐怖を味わわせてくれるのは、この
ぼぎわん、もしくはリカしかいない!
ぼぎわんの容赦のない追いつめかたは
逃げる側には絶望的です。伝承ものとか
好きなので、そういう意味でも面白い。
ぼぎわんは、勝手に来ちゃうんじゃない
んだね!噂に違わぬ良作でした

これ来年映画化決定してるんですよね?
多くは語るまい。楽しみです!



勝手なランキングでしたが、思うに
一分のスキも無いほどに、純粋に怖い
だけの話が好きみたいです。
物語中に男女のイチャイチャ表現とかが
でてくると、仕方ないなあとは思いつつ
サーっと気分が引いちゃうんですよね。
「この恐怖のテンションに水をささないで
くれ~っ」てカンジかと思います。
エロ要素不要。

1位、2位に関しては、こみっちり怖がら
せてくれたので、満足満足です。
次に読んでみたいのは
岩井志麻子氏の『ぼっけえ、きょうてえ
です。

小野不由美氏の『残穢』も読みたかった
んですが、映画を先に見てしまったので…
いつか読みたいです。間違いない面白さ
でしょうね。




映画 『来る』 に関してはこちら
kuru-movie.jp



ありがとうございました!