マルごしサン・ブログ

気になるものについて思うまま語ります

実はこの春、ホラー小説づくしでした。

こんにちは!

ちょっと体調不良やらでブログの方の更新が
滞っていた時、がっつりホラー小説を読んで
いたのでした。

この春私が読んだ6冊のホラー小説を
ランキングしてみましたよ。

惜しむらくは、私が生粋の読書家ではないと
いうこと。
ただ怖い小説が読みたいという衝動に駆られて
ネット情報などを参考に、よさげなタイトルを
読み漁っただけなので。

浅い浅いごくごく個人的な感想しかお伝え
出来ないのが残念です。

まあ、とりあえずいっちゃいましょう。
(O型)

※多少のネタバレを含みますので、未読の方は
  ご注意下さいね!


第6位  墓地を見おろす家

墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫)

墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫)

新築・格安、都心に位置するという
抜群の条件の瀟洒なマンションに移り住んだ
哲平一家。 
問題は何一つないはずだった。ただ一つ、
そこが広大な墓地に囲まれていたことを除けば…。


もう20年も前に書かれた作品なんですねえ。
古さは感じませんでした。
家モノが面白いんじゃないかという先入観で
読み始めましたが、まあ家モノのセオリー通り。

眼下に墓地が広がる格安マンションが舞台。
元々住人減っていた(少なかった?)ところに
入居した主人公家族。奇妙な事が起きていて、
他の住人も出て行くのを見送るばかりで自分
達は出て行けないでいます。

エレベーターでしか降りられない、怪しい
地下の倉庫や、外に出られない現象など、
期待を裏切らない怪現象は面白く、また
閉塞感いっぱいで気持ち悪いのですが…。

読後、「結果何だったの?」でいっぱいです。

動物とか子供を巻き込んだカンジも苦手なの
ですが、とにかくなんかアレだったのが、
マンションの外から訪れる、救いになり得る
者を排除するレーザー的な何か!何だそりゃ!
レーザー!人を消し去ってしまうレーザー!
いやぁここでレーザー出ちゃったか~!
あれあれ~なんかおかしくなってきたぞ…。

また、上階の窓を閉ざすことができるのに、
ご丁寧にエレベーターに乗ってくる彼らって?

後味悪い系なのね。と納得するしかないのか…
せめてどんないわくだったのか教えて欲し
かったです。はい。
期待を裏切る面白さというのは、残念ながら
私は得られませんでした。


第5位  アミダサマ

アミダサマ (新潮文庫)

アミダサマ (新潮文庫)

まるで吸い寄せられるように2人の男が
訪れた廃車置場。そこにうち捨てられた冷蔵庫
の中にいたのは、死にかけた裸の幼女だった。
男の1人、住職の浄鑑はその幼女ミハルを
引き取ることにする。だが、彼女が寺に身を
寄せてから、集落では凶事が続き、人々の間に
邪気が増殖していく。ミハルとはいったい
何者なのか?

とにかく、出だしが面白かったですね。
コエに引き寄せられた男2人とミハルとの
関係が謎めいてグイグイ引き込まれました。
浄鑑の猫のクマのエピソードはちと胸が
痛みますね。怖いというか、気味悪い。
得体の知れない気味悪さが続きます。
もう1人の男、悠人もなんかダメ男風で。

気持ちの悪さを解消して欲しくて読み続け
たんだけど、なんか急に広い亜空間に
出ちゃった…みたいな気持ちです。
ちょっと宗教的な概念の部分とか、サラッと
流し読んでしまった感は否めません。

面白かったけど、もやっとしてるんですよね。
大きい耳垢が取れそうだったのに、ポロっと
耳の中に落としてしまったみたいな。

きっと造詣の深い方々が、キリッとした
感想やらを書いて下さってるでしょうから
私はこの辺で。

疲れたので続きはのちほど!
ありがとうございました!